オノマトペ――擬音語・擬態語の総称。例えば、擬音語ならワンワン、ワハハといった音を擬まねしたもの。擬態語ならワクワク、ピカッといった状態を表したもの。
多さでいうと、日本は世界2位、らしい。ちなみに一番多いのは韓国。
さて、そのオノマトペ。文に合ったものを選ぶといった問いが出題されることがあります。
大人にしてみれば答えられて当然というものも、案外、誤答があるのです。
たしかに、一時期流行った「ぴえん」などの新たなオノマトペが生まれる分、あまり使われなくなったものもあるでしょう。
小中学生に「しゃなりしゃなりと歩く」と言っても伝わらないかもしれません。
しかしそれを考慮したうえでも、SNSで特定の種類の映像だけを見て、様々な場面を目にしなかったり、文字でオノマトペに触れる機会が少なくなったりしていることも原因の一つだと思います。
絵本や漫画はオノマトペの宝庫です。絵本は幼児だけのものではありませんし、漫画も立派な書籍です。スマホをいったん置いて、ぜひご家族一緒に楽しんでみてください。
国語担当講師 荒柴