
最近寒くなってきてこの辺りでも雪が降り出してきました。雪はただの白いかたまりではなく、「結晶」という形をしています。
雪の結晶は、実はとてもきれいで不思議な形をしていて、空の高いところにある水蒸気が冷やされて氷になることで生まれます。このとき、氷は六角形(ろっかくけい)を基本とした形になります。これは、水の分子のならび方が関係していて、自然に六角形ができるしくみになっているからです。
おもしろいことに、雪の結晶は一つとして同じ形のものがありません。気温や湿度(空気中の水分の量)が少しちがうだけで、結晶の成長のしかたが変わるためです。寒いときには細くとがった形になり、少し暖かいときには広がった形になることもあります。
また、雪の結晶はとても軽くてこわれやすく、手のひらに乗せると体の熱で氷が水に変わるためすぐに溶けてしまいます。ルーペなどでそっと観察すると、その美しさをよりはっきり見ることができます。
雪が降ると大変なこともありますが、雪の結晶は自然が作り出す小さな芸術作品でもあります。次に雪が降ったときは、ぜひじっくり観察してみてください。新しい発見があるかもしれません。
理科担当講師 坪田
