
夏の暑さを感じる日が増えてきました。1学期が始まってからもう3ヶ月が経ち、学校生活のリズムが少しずつ整ってきたころではないでしょうか。
さて、7月といえば「七夕」です。織姫や彦星など短冊に願いごとを書いて笹に飾る行事として親しまれていますが、実は昔は「旧暦」の7月7日に行われていました。今のカレンダーに直すと、ちょうど8月の初めごろ。星がよく見える季節に行われていました。
このような日付のズレは、明治時代に日本が使っていたカレンダー(旧暦)を、今と同じカレンダー(新暦)に変えたことによるものです。日本は外国の文化や制度を取り入れて、国のしくみを大きく変えていきました。カレンダーの変更も、その一つです。いつも何気なく過ごしている行事にも、歴史や昔の人の考えがたくさんつまっています。そういう目で見てみると、社会の勉強がもっと身近でおもしろくなってきますね。
今年の七夕の願いごとでは勉強や部活、家族や友達とのことなど、自分の思いを振り返るきっかけにしてみてください。夏休みも近づいています。暑さに気をつけて、充実した7月を過ごしましょう。
社会担当講師 廣田